先週の日曜日、鴨川でお茶会が開かれていたそうです。
参加したかったですが、仕事で行けず、写真のみ撮って来ていただきました。
春はお茶会がとても多い時期です。
花を愛でながら飲むお茶は格別おいしいのです!!
お茶といえば千利休ですね。有名な逸話にこんな話があります。
豊臣秀吉が利休に呼ばれて、お茶を飲みに来ました。
すると庭の朝顔が全て切り取られていました。
不審に思いながら茶室に入ると、そこには一輪の朝顔が生けてありました。
一輪ゆえに際立てられた朝顔の美しさに感動したと言います。
私は桜よりも朝顔が好きです。
朝顔は朝しか咲かないからです。咲いている一瞬を逃すとしぼんでいます。
そこに美しさを感じます。
利休の逸話でいうと、秀吉が部屋に入った時、朝顔が咲いていた事がこの話をより感動させます。
お茶会は通常朝に開かれますが、咲くタイミングまでも計算されていたという事になります。
人を感動させる事はとても難しいです。
美しい景色や花を見て感動する人は多いですが、人を感動させられる人は少ないです。
私は秀吉ではなく、利休を目指したいと思います。
平成27年4月19日 寺谷