身内に結婚式があり、出席した親戚は遠方の方で、京都に来たのは初めてだという人たちがいたので、
式の後日、観光タクシーをチャーターして京都の寺を観光することにした。
京都といえば、嵐山!しかし、この前の台風で、砂ぼこりがひどいということで諦めた。
清水寺に行くと、なんと外国の方が多いこと!原発事故で一時、京都でも見かけなかった外国の人たちが戻ってきている。
やはり京都は国際的なのだ。
田舎の親戚はいろんな母国語が飛び交う人たちに、釘付けで観光どころではない様子 しっかり、おのぼりさんなのだ。
金閣寺に行くと、タクシーから小学生5人と案内するタクシーの方とすれ違った。
暫くすると、その5人がバラバラに行動してはしゃいでいる。
必死に大声をあげて探し回っているタクシーの方を見て、
「あれは大変だ!」とまた、釘付けになっている 親戚のおのぼりさん達がいた。
夕方、観光が終わり、会話は外国の人たちや小学生のことばかり。
京都は良かった!良かった!感心した!ビックリした!一人が言った。
観光でどこが良かったのか?何にビックリしたのか?
おのぼりさんの気持ちはわからないまま、皆、故郷へ喜んで帰って行った。
40年前の私も、ああやって京都に来たのだろうか?
2013.9.29